海外の無料素材サイトはたくさんありますが、最近では検索のトップページが日本語化しているのに、利用規約や著作権に関するページだけ英語になっているサイトなどは要注意です。
もしもダウンロードする際は自己責任で。。。なんて言ってもしょうがないので、利用方法や注意点などを解説していきたいと思います。
注意して利用しないと危ないサイトの例
クライアントからの依頼で制作した案件に、商用利用可のサイトから素材をダウンロードしたはずが、実は商用利用不可だったなんてことがあっては信用を失ってしまいます。一番良いのはマイクロストックサイトで探すのが良いのですが、予算の都合上そうも言ってられませんよね。
しかし海外のサイトで無料素材としてFreeDownloadが認められているサイトでも、CCライセンス(Creative Commons License)には注意しないといけませんし、中には英語の利用規約でA Paid License is Mandatoryつまり商用利用の際は有料ライセンスを取得してくださいと書いていたりします。
無料素材だからといって無闇に使うのではなく、しっかりとライセンスを確認しないとクライアントに迷惑をかけるばかりでなく、最悪の場合は訴えられかねません。
CCライセンス(Creative Commons License)の例
CCライセンスには種類があり、1番安心なのが「Creative Commons Attribution 3.0」というライセンス表記ですが、これは「原著作者クレジット表記が必要。商用利用OK。改変OK。」ということになります。
詳しくはクリエイティブ・コモンズ・日本語版を参照してください。
関連サイト:クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは
Creative Commons Attribution 3.0のまとめ
Creative Commons Attribution 3.0
原著作者クレジット表記が必要。商用利用OK。改変OK。
ただ「Creative Commons」や「Creative Commons Licenses 3.0」と表記されているものは、Creative Commons Attribution 3.0として扱っても間違いではない。
以下はAttributionつまりクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのどの項目に貴族するかを指しています。
Attribution-NoDerivs
原著作者クレジット表記が必要。商用利用OK。改変NG。
Attribution-NonCommercial-NoDerivs
原著作者クレジット表記が必要。商用利用NG。改変NG。
Attribution-NonCommercial
原著作者クレジット表記が必要。商用利用NG。改変OK。
Attribution-NonCommercial-ShareAlike
原著作者クレジット表記が必要。商用利用NG。改変OK。
ただし、改変し頒布する創作物はライセンス体系を同じにする必要がある。
この場合は「Creative Commons 3.0 Attribution-NonCommercial-ShareAlike」としなければならない。
Attribution-ShareAlike
原著作者クレジット表記が必要。商用利用OK。改変OK。
ただし、改変し頒布する創作物はライセンス体系を同じにする必要がある。
この場合は「Creative Commons 3.0 Attribution-ShareAlike」としなければならない。
覚えておきたい著作権関連用語
英語表記だと見逃しがちですが、覚えておけばトラブルを避ける手助けになるかもしれません。
commercial use | 商用利用 |
modify | 加工 |
distribute | 配布 |
redistribute | 再配布 |
allow とか permit | 許す(許可する) |
こういった英単語を覚えておけば、サイトのライセンス条項などを少し理解するのに役立つかと思います。