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キヤノンの広角ズームレンズ EF16-35mm F2.8 L III USMのレビュー

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海外のサイトに、EF16-35mm F2.8 L III USMのレビューが掲載されています。

Canon EF 16-35mm f/2.8L III USM Review

EF 16-35 mm f/4 Lの評価も非常に高いですが、f/2.8の方は、Ⅰ型からあまり評判は良くな買ったようですが、Ⅲ型の評価はかなり良いようです。

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レンズの取り回しの良さ

このレンズは、プロ用の超広角ズームレンズで、レンズは大きくてかさばるが、5DMark4のような中級機から上位機種であれば、バランスは悪くない。

レンズの重量は790gで、全長は約13cm。

APS-Cでの画角は、24-52mmになり、7D MarkⅡなどのAPS-C機であれば、スナップ用途にも使えるので汎用性は非常に高い。

  • 16mmでの画角は108 ° 10'
  • 35mmでの画角は約63°

レンズの特徴

このレンズの特徴はなんといっても、フォーカスリングが非常に広く取られていて、特に無限遠にフォーカスしやすい。

また、レンズフィルター枠は82mmとなっていて、最近のキヤノンレンズは前玉が大きくなってきているのが伺えます。

このレンズは、動画にも有用でUSM駆動でフォーカスするので、ビデオ撮影を妨げない。

色収差

パープルフリンジやブルーフリンジが、コントラストの高い部分で僅かながらに見て取れるが、それは最悪の状況での撮影に限ったことで、かなり良好に補正されている。

ケラレ・歪み

レンズの歪みはソフトで補正可能ですが、レンズそのものの性能がいいほうがあとで補正するよりも良いことには代わりありませんが、特に超広角ズームではしょうがないことなので、暖かく見守りましょう。

16mmでは、結構な樽型の歪みがみてとれ、24mm以上の焦点距離で、この樽型の湾曲は解消される。

また、画像周辺部の落ち込みも激しく、16mm域ではソフトでの補正を前提にしておかないと、建築写真などには向かないでしょう。

ワーキングディスタンス

EF 16-35 mm f/2.8 L III USM はマクロレンズではないので、最大撮影倍率は0.25倍となっており、センサー面から28cmの距離までよることが出来る。

レンズのボケ味

サンプル写真を観る限りでは、ボケ味は非常に滑らかで、広角ズームレンズとしては大変素晴らしく、高画質である。

玉ボケも、ほぼ丸く写っているので、点光源などを入れた構図での玉ボケを狙った写真などでも好印象である。

シャープネス

実際の撮影でのシャープネスの印象は、F8以上でかなりシャープになり、F11でピークを迎えるように見える。

通常回析の影響を受けやすいF22でもまだ、わりと良好な撮影結果を残している。

全体的に好印象だが、28mmよりテレ側での方では少々解像度が落ちてくる。

総評

キヤノンは広角レンズが弱いイメージですが、このレンズの評価は、以前のレンズに比べるとかなり良好で、特に5Dシリーズのような、ハイアマ以上に向けた機種でのバランスは大変良く、Lレンズらしい高画質を実現している。

画質は非常に素晴らしく、色収差もほぼ完璧に補正されている。ソフトでの補正を前提にしていないレンズなので、素の状態での画像データが良好なので、あとで現像する時にもレンズの歪み補正程度で済みそうなので、現像時にも楽ができそうですね。

また、このレンズはSWC・ASCコーティングによってフレアによるコントラスト低下も抑えられている。

このレンズは非常に高価で、20万円をゆうに超えてきますから、広角ズームに特にこだわりが無いのであれば、私個人としてはSIGMAの超広角ズームの12-24mmを推したいところですが、このレンズの強みはやはりf2.8の開放f値にあると思っているので、あまり選択肢がないのも現状です。

SIGMAには、バケモノ広角ズームの18-35mm F1.8 DC HSMがありますから、明るい広角ズームの候補としてはこのあたりでしょうが、ボケを考えなければ、最近の一眼レフは高感度にかなり強しので、f4通しの広角ゾームで良いような気がします。

 

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