第1回目なのでモデルの紹介のついでに1灯ライティングを軽く解説しちゃいます。
あまりネット上には解説的なものが見当たらないので、参考になれば嬉しいです。(´・ω・`)
ライティング実践講座のモデルをご紹介
知ってる人は知っている漫画『よっつばと』のよつばちゃんです。
モデルに関してはかなり悩んだのですが、肖像権のある人を掲載するのはまずい(このサイトで掲載されている人物写真はAdobe Stockで購入したものです)のでAmazonでよつばちゃんとダンボーを購入しましたw
基本的に講座は気が向いた時に不定期で更新していますから、せっかちさんはお問合わせから質問して頂ければ別に記事を書きます。
今回は工事用のレフランプを使っての1灯ライティングを解説
ライティングってどんな感じでやってるか気になって夜も寝れないと思いますが、やはり光源配置やデフューズする物などポイントがいっぱいあります。
ライティングは見て覚えるのが1番だと思いますから、まずはどんな配置でどういうふうに考えながら撮影していくのか開設していきます。
今回の講座は誰でも購入出来るものでさらになるべく安いものという基準で選定しました。だから工事用の投光機と呼ばれるものと、ディフューザーはトレペ(トレッシングペーパ)を使っています。
レフ板は物撮り用に作った100均グッズで制作しました。
こんなんでもわりとしっかりした写真になるから、やっぱり写真って面白いと思います。
1灯ライティングの基本的な配置
まわりが汚いのは置いておいて基本的な配置とレフ(光を反射させる物)の位置などに注目してください。
なぜ回り込むようにレフを配置しているかというと、1灯ライティングの場合は大きい綿光源で撮影者の後ろから発光させるか、被写体の後ろからのライティングが一般的です。
平面的にはレフを左右に置いて撮影するのが一般的で、今回はモデルが小さいからこれで良いですが、人物撮影(ポートレイト・ポートレート)の場合はカポックと呼ばれる製品を使うか、ベニア板などを使ってレフを制作します。
左側レフの白面を被写体に向けているのは、光源からの光を反射させてモデルの影を取る(薄くする)のに使っています。
右側レフが黒い面を被写体に向けているのは、モデルが光源を反射させて白っぽく写るのを防ぐために黒い面を向けて写真に締まりが出るように調整するために置いてあります。
レフの効果に関しては自分でトライ&エラーを繰り返して体で覚えるか、ノートPCを使ってのテザリング撮影(一眼レフを遠隔ノートPCから遠隔操作する)しながらリアルタイムで確認すれば理解がしやすいと思います。
正面からのライティング配置
こう見ると適当なセットなのがバレちゃいますが、そこはご愛嬌ということで勘弁してくださいww
この写真で光源の配置やディフューザーの配置が分かると思いますが、ディフューザーとなるトレペの斜め後方から1灯でライティングをしています。
注目すべきはレフ板の配置で、モデルさんを囲むように配置しているのとホントに写真の構図に入らないギリギリのラインで置く感じになります。
横からのライティング配置
こちらの写真で分かるのはディフューザーがモデルに覆いかぶさるように配置されていることと、光源の位置がポイントになるかと思います。
なぜ覆いかぶさるようにディフューザーを配置したかと言うと、これくらい寝かせることで被写体の前面まで光が回り込むからです。
もうひとつ光源の配置については、もうすこし離したいところではありますが、試し撮りをした結果この程度でも問題ないとの思いから、決定しました。
光源の位置を変えると被写体が地面に落とす影の位置と、被写体に出来る影が変わります。
これが物撮りの基本的なライティングで、モデルさん(人物)を撮影する場合にはこんなライティングでは上手くいかないことは、自分でトライしていくうちに理解が出来るようになると思います。
もしもポートレイトなどの人物撮影をしたいのであれば、1番の近道はストロボライテイングを極めることだと思います。
今回の講座で出来上がった写真がこちら
額の部分によけいな影が出来てしまっていますが、おおむね問題ない感じかと思います。
贅沢を言えば額の影と背景をもう少し明るくしたいんですが、もしも背景を明るくするのならもう1灯追加して低い位置で後ろから光らせないとだめですね。
このライティングにもう1灯追加するとしたら、被写体の左手前に1灯入れてから右側からレフで返してあげるのが定番です。
片手間で撮った写真で申し訳ないですが、参考になるかと思います。
ライティングは広告写真が最前線ですから、雑誌掲載されている写真のライティングを想像しながら、それを頭の中で再現してみたり、メイキングムービーなどでもライティングが写ることもありますから、注意深くみていると以外に勉強になります。
あとはポスターなどの人物の目に写り込んだ景色を参考にしても良いかもしれませんね。
次の更新も未定ですが、見てくださっている方は気長にお待ち下さい。
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