今回のフォトキナで最も注目を集めた発表のTOP5を独断と偏見でご紹介していきます。
フォトキナは、イメージ産業界のオリンピックと言われていて、開催は2年に1回なので毎回非常に盛り上がる写真と動画のお祭りになっています。
今年も物凄い勢いで盛り上がって、前夜祭から新機種発表のオンパレードだったので、私も半分徹夜状態でライブストリーミングにかじりついて記者会見に注目していました。
そこでフォトキナ2016で発表された最新機種を、私の好みで選んでみました。
第五位はパナソニックのGH5
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第五位は、世界初の6K-Photoを搭載するパナソニックの『GH5』を挙げたいと思います。
今年はLUMIX誕生から15周年を迎える記念の年で、GH5と共にライカのズームレンズ3本が発表されました。
このGH5の注目スべき点は、約1,800万画素で動画から静止画を切り出すことが出来るので、秒間30コマ撮影に匹敵するシャッターチャンスに強い機種になっているうえに、4Kも秒間60フレームで撮影出来るので、4Kスローモーション撮影が手に届くところまで来ています。
現在パナソニックは、2020年東京オリンピックに向けて8K動画機の開発を勧めていて、おそらくTokyo 2020ではLUMIXシリーズのフラッグシップモデルGH6が発表されて、8Kフォトが撮れちゃったりするかもしれません。
パナソニックが世界初6K Photo搭載で4K 60P対応のGH5の開発を発表
第四位はオリンパスOM-D E-M1 MarkII
この機種は、全く新しいAFシステムを採用していて、今までのOM-Dシリーズよりも動き物に強いようで、マイクロフォーサーズ機最強のスポーツ撮影機になるでしょう。
また新AFシステムでは、AFポイントが121点に増えてファインダー全体に広がり、ファインダーの端の方でも合焦出来るようになっています。
また、グリップ形状やバッテリー性能もアップ、メモリーカードスロットもデュアルスロットを採用しているので、全機種よりも信頼性や操作性も向上しています。
新型センサーや、新5軸手ブレ補正の紹介と新開発のM.ZUIKO PROレンズが2本紹介されていました。
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII正式に発表され、フォトキナで展示されるようです。
第三位はCANONのEOS M5
CANONミラーレス機のフラッグシップEOS M5はフォトキナの前に発表されていましたが、CANONは贔屓しているので、ノミネートしました。
この機種はCANONのレンズ交換式カメラとしては初の5軸手ブレ補正を搭載していて、EVFも内蔵しているので、ミラーレスの全部盛り感満載の機種になりました。
デザインもCANONらしく無骨ながらも曲線美をとりいれていて、交換が持てます。
やっとCANONのお散歩カメラの本命が登場してくれた感じで、脳内お買い物リストに早くも登録されました。
第二位はSONYのα99Ⅱ
沈黙を破って登場したα99Ⅱが第二位です。
世間の噂ではSONYはAマウント開発をやめて、フルサイズEマウントに注力するのではないか?と言われていたところに登場したのが今回のα99Ⅱです。
噂ではα9の方が早く発表されそうだったんですが、もしかしたら2017年のCP+で発表されたりするんでしょうか?しかし前機種のα99から4年ですから、モデルサイクルを考えたら丁度いい時期なのかもしれませんね。
スペックなんかもSONY Aマウント機のフラッグシップにふさわしいスペックで、大分熟成されてきた感じがします。
フラッグシップ機のわりにペンタ部が寂しい気もしますが、EVFファインダーなのでしょうがないのでしょうね。
第一位はフジフィルムGFX 50S
この機種の発表記者会見は、ライブストリーミングにかじりつて見ていましたが、非常に熱い発表会で興奮しました。
スタジオ撮影やファッションモデルのポートレイト撮影に対応するべく、フジフィルムの開発陣が考えに考えを重ねて開発したのがよく分かる機種で、説明を見ながら目からウロコの連続でした。
チルト液晶を使ったウェストレベル撮影の考慮や、可変式のアングルファインダーなど、昔の一眼レフ機を彷彿とさせる、軍艦部をオプションに交換することで、色々な撮影スタイルに合わせたり、過去の技術的資産と最新の技術の融合が見事に果たされていると思います。
まだまだ中判カメラは高価で、GFXも予想価格がレンズキットで120万円程度だとおもうので、とてもじゃないけど買えないけど、デジタルバックに比べれば破格です。
お金さえあればすぐにでも予約したいぐらいの製品です。
フジフィルムが中判カメラGFX 50Sを正式に発表しました。発売時期は2017年の早い段階?
番外編はNikon KeyMission 360
これは売れる!と思ったのが記者会見で紹介された動画を見ての率直な感想です。
Youtubeに上がっているので見た方も多いと思いますが、まさか動画を( ‘д‘)つ))`Д´)グリグリできると思ってなくて、マウスを動画の上に持っていくと、まさかの指差しアイコンが出てきて、動画をグリグリこねくり回せるではありませんか。
まさに360°全周とまではいきませんが、ほぼ360°見渡せるアクションカメラは世界初ではないでしょうか?このカメラで撮影したレース動画とか、アイガー登頂の動画とか見てみたいです。
フォトキナでのNikon新製品発表は、KeyMission 360アクションカメラ
まとめ
今回のフォトキナは、前回にくらべてさらに面白い製品が沢山発表されていたという印象でした。
今回紹介した以外にも、画像編集に強そうな機械なども出展されていて、ワクワクさせられました。
Paletteという会社が、写真を編集が楽しくなるPhotoshopやLightroomに便利な製品をフォトキナで発表