今回はブログ運営サイドと、画像や映像クリエーター、それぞれの立場からの2社の違いを見ていきたいと思います。
Adobe Stockとfotoliaを価格で比較
Adobe Stockとfotoliaでは、運営会社は同じでも価格設定と販売スタイルが違います。
fotoliaはxs~xxlまでのサイズを扱い、1枚の画像を200円程度から購入できるのが魅力で、ブログサイズであれば低価格で購入できるのが1版の魅力ではないでしょうか。
Adobe Stockには画像サイズの概念はなく、1枚あたりの価格は固定で決まっています。
fotoliaのプラン
fotoliaの素材を購入する場合には、fotoliaの通貨であるクレジットの購入か定期契約が必要で、クレジットは10クレジットから購入できます。
最低料金の素材で1クレジットから購入でき、素材提供者が価格を設定できる部分もあるので、最大で4倍まで価格が変動します。
オンデマンドもっともフレキシブルなサービス |
マンスリーパック一番人気 |
デイリー定期契約ベストセラー |
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最小プラン | 1,850 円10 クレジット | 3,000 円5 ダウンロード / 月 | 32,000 円25 ダウンロード / 日 |
最低価格 | 98 円 | 77 円 | 25 円 |
コレクション | 全て | コア & インスタントコレクション | コア & インスタントコレクション |
ベクター | |||
画像 | 全てのサイズ | 全てのサイズ | 全てのサイズ |
動画 | Web用からフルHDまで | - | - |
利用できるライセンス | 全て | スタンダード | スタンダード |
有効期限 | 1 年 | 未使用分のダウンロード数は繰り越しにより期限切れしません | 未使用分は繰り越されず毎日リセットされます |
詳しい価格はfotoliaのサイトでご確認ください。
Adobe Stockの価格
Adobe Stockでも単品購入できますが、1枚単価が約1,200円程度となります。
高いと感じましたか?
実は相当な低価格での設定になっているんです。Adobe Stockの素材は全て最大サイズでの提供となり、大きいサイズの素材を使いたいのであれば、fotoliaよりも圧倒的に低価格です。
fotoliaでXXL(最大サイズ)の素材が12クレジットなので約2,200円で、Adobe Stockから契約無しで購入する場合には約1,200円で購入できるんです。
もちろん定期契約をすればもっと安く利用できるんですから、ブログのアイキャッチ程度しか使わない方は別として、高画質で高品質な素材を考えているなら圧倒的にAdobe Stockをオススメしています。
ダウンロード点数 | 年間プラン | 月々プラン |
---|---|---|
月10点までの画像をダウンロード出来るプラン | 3,480円/月 | 5,980円/月 |
月350点までの画像をダウンロード出来るプラン | 21,980円/月 | 24,980円/月 |
月750点までの画像をダウンロード出来るプラン | 24,980円/月 | 29,980円/月 |
どうですか?同じ運営者なのに価格が大分違うのが分かると思います。
ちなみに1番安いプランで1枚単価348円ですが、高いプランになると1枚あたりなんと33円で購入できるんです。
販売価格による見方
販売価格で観ると、クリエイターサイドではAdobeStockを選ぶでしょうし、購入者側からするとfotoliaを選択すると思います。だってfotoliaの方が安いんですもの。
しかし、すでにこの記事を書いている時点ですでにfotoliaの新規クリエイターは募集していないようですし、クリエイター登録をしようと思うとAdobeStockのサイトに誘導されてしまいます。
もしかしたら、これから徐々にfotoliaとAdobeStockの差別化を行う気かもしれません。先月に見た時にはfotoliaが4,000万点の画像を販売していて、AdobeStockが5,000万点という風に書いていた気がします。
このままfotoliaをフェードアウトさせるのか、低価格のRF(ロイヤリティーフリー)画像の販売専門のサイトに育てるのか動向に注目したいところですね。
画像ダウンロード方法の違い(AdobeStockの強み)
fotoliaでは、サイトから直接ダウンロードしたり、ポップアップページを使ってダウンロードしたりと方法は幾つかありますが、Adobe Stockの最大の強みは、最新のCreativeCloud製品であればアプリケーション内からダウンロードすることが出来ます。
世界中のクリエイターに使われている、PhotoshopやIllustratorといったソフトウェア(今はアプリと言ったほうが通じるのか?)からブラウザを立ち上げることなく直接検索をして、アプリに直にダウンロードをすることで、業務の効率化を図っています。
普段業務で大量の画像を扱っているクリエイターであれば、ブラウザを立ち上げるその一手間を惜しんででも効率化を計るので、多少価格が高いくらいであれば便利な方を選択します。
Adobe Stockの素材は常に最大サイズでの価格になっているから、画像サイズで悩まなくても良いのも魅力のひとつかと思います。
fotoliaの強み
2016/10/31時点での無料画像はこんな感じでした。
fotoliaの強みは何と言っても、毎週入れ替わる無料素材ではないでしょうか。
意外と皆さん知らないのですが、fotoliaには高品質な無料画像を登録することが出来て、毎週入れ替わりで紹介されています。
この無料画像ももちろんfotoliaのクリエイターの作品なので、高品質な画像としてある程度の品質が担保されています。
この無料画像をダウンロードしたいのであれば、今すぐにでもfotoliaに登録をして、毎週サイトのフッターメニューから探してみてください、きっと少し幸せになれると思います。
ただ一点だけ注意しておきたいのが、自分の好きな画像をダウンロード出来るのではなく、予め決められた3枚の画像をダウンロード出来るだけなので、使用出来るかは少し疑問ですが、私もすべての無料画像を確認しているわけではありませんから、なんとも言えません。
まずは登録をしてみて、ご自分の眼で確かめてください。
一見するとダウンロードできそうですが、ダウンロードボタンを押すとしっかりとログイン画面に切り替わるので、素直に先にアカウントを開設しておきましょう。
私はAdobe Stockをすすめます
少しづつですが、fotoliaとAdobe Stockの違いが出始めているというよりは、Adobe Stockに出来てfotoliaに出来ないことが増えてきた感じがします。
fotoliaもたしかに高品質で低価格とひじょうに魅力のある販売サイトだと思います。
しかし、その価格を補って余りある便利さがAdobe Stockにはあります。時間は有限ですから、効率化を計るべきところはきちんと効率化をしておかないと、何時かは時間に追われる業務を強いられることにもつながりますし、なにより記事執筆に集中したり、作品を仕上げる事に時間を最大限に利用できるようにするためにも、無料画像サイトで画像を探すのではなく、有料サイトで確実に一発で見つけて、余った時間をすべて執筆作業なり作品作りの作業なりの時間を作るべきです。
まずはお試しで登録してみて、使い勝手が良ければそのまま使い続ければ良いと思います。
月10点プランであれば、初月無料な上に最初の月は解約料がかかりませんから、まずは利用登録をしてその便利さを実感してください。使ってみて初めて分かる部分もありますから。
公式サイトはこちら→Adobe Stock