一番わかり易いのがミルククラウンや水滴衝突の撮影でしょうか。
昔は遅延回路を使ったり、音に反応してレリーズを切る機会を使ったものです。それが今はオートシャッターレリーズを使うことでわりとカンタンに実現できちゃいます。もちをん撮影方自体は昔ながらの撮影方法なので、機械の使い方ひとつで新しい撮影方法のアイデアが浮かぶかもしれません。
しかもスマホで設定できるので、カメラがレリーズを使えるものであれば汎用的に動かすとができます。
おまけで水滴写真やミルククラウンを撮影するコツを最後に書いておくので、知りたい方はすっ飛ばして読んで下さい。
オートレリーズな多機能トリガーを4種類
Contents
ではどんな事ができるのかご説明したいと思います。
今回ご紹介するのは、主にキックスターターなどのクラウドファウンテングで生まれています。個人のアイデアが形になった素晴らしい製品ばかりなので、ぜひ撮影に活用してください。
多機能トリガーで出来ること
これらを組み合わせることだってできますから、
- ワイヤレスシャッターレリーズ
- タイムラプス撮影
- HDR素材キャプチャー(19回連続ブラケティング撮影)
- タイマー撮影(設定時間に写真またはビデオを撮影する・植物の撮影などに便利)
- レーザー光遮断トリガー
- 音声トリガー
- 明暗トリガー(照明の入り切りでレリーズする)
- 熱検知トリガー
- スマホのマイクをトリガーにする
- スマホの振動(シェイク等)をトリガーにする
- モーショントリガー(動きを検知する)
- AUX入力(オリジナルのセンサーをトリガーにする)
多機能トリガー(オートレリーズ)があると一般的な多機能レリーズなんか使わなくなりますし、バッグに入ってないとソワソワするようになるので注意してくださいねw
オススメ多機能トリガー(オートレリーズ)
それぞれ特徴がありあますが、個人的なおすすめ順に掲載しています。
多機能トリガーはいくつかのセンサーを搭載することで機能を実現しています。ここで上げている物は無線レリーズ(Bluetoothなど)機能は付いている前提で解説していきます。
- Plutoの公式サイトはこちらです
- PlutoトリガーやPluto Valveを公式サイトから海外通販する方法
- 水滴写真を撮影できるPlutoトリガーとPlutoValveが届いたのでテスト撮影しました
超多機能で水滴衝突の撮影オプションも充実のPluto
音を検知するセンサーでレリーズする
物体がぶつかり合ったり、声や手拍子などをキッカケにして信号を送れるモードです。
ワイングラスをぶつけたり、物体を落とした時に鳴る音などをトリガーにしてシャッターを切ったり、ストロボを光らせたり出来ます。
どういった場面で使うかというと、ワイングラス同士をぶつけたタイミングで水の動きを撮影したり、はたまたキャッチャーミットに野球ボールが収まる瞬間を撮影したりと、アイデアを出せば活用方法は無限に出てくると思います。
光を検知するセンサーでレリーズする
光に反応して動くので、雷の光に反応させたりサプライズパーティーで電気を点けた瞬間の表情を捉えたりすることができます。
人間が光などを感知して動き出すまでに0.2秒~0.5秒くらいの時間がかかると言われています。雷の速度は秒速150Km~200Kmと言われていますから、とてもじゃないけど人間が反射できる速度ではありません。
この機能を使えばカミナリ写真が撮れるようになります。
また、光センサーは明るい場面から暗い場面に切り替わる瞬間をトリガーにすることもできるので、アイデア次第ではもっと面白い使い方ができると思います。
わたしの頭がワルすぎて思いつきませんが。。。
レーザー遮断をトリガーにしてレリーズする
Plutoの光センサーにレーザー光を当てて、そのレーザーが遮断された瞬間をトリガーとする機能で、このモードを使えば水滴同士がぶつかる瞬間の撮影や、水風船が割れる瞬間などの不思議な写真を撮ることが出来るようになります。
ミルククラウンの撮影もレーザー遮断を活用すれば、わりとカンタンに撮影が出来ますよ。
動態検知センサーをトリガーにする
物体が動いたり動物が動いたりする、その動きを検知してトリガーとする機能です。
例えばモデルさんがポージングしている場面や、観光地で三脚を立てての記念撮影にだってアイデア次第で活用可能です。他にも深夜の野生動物の動きでシャッターを切ったりと、面白い使い方ができそうです。
水滴を作れるオプションのPluto Valveがすごい!
この機械はただ水滴を任意のタイミングで落とすための機械で、2適連続でたらしたりも出来ますから、水滴同士がぶつかる写真なども撮影することが可能になります。
水滴が滴下された瞬間をトリガーとして信号を送ることが出来るので、Pljutoの方で受け取った信号から0コンマ何秒かの遅延を発生させ、水滴が水面に落ちる瞬間や、水滴がバウンドして跳ね返ってきた水滴にぶつかる瞬間など、任意のタイミングに合わせることが出来るようになります。
上手に使えば憧れのミルククラウンだっていとも簡単に写真に収めることができます。
PlutoとPluto Valveの使い方
僕自身が持っているわけではなく個人的に欲しい商品の忘備録と、水滴写真のような商業写真的な撮影に興味がある方の役に立つ情報だとの思いから描いた記事です。
このPlutoと水滴を作る機械自体はスマホのアプリでタイミングを作る(時間を調整する)だけで、実際に水滴を撮影する際には少しづつ時間を調整してベストなタイミングを探りながら撮影します。
水滴撮影の場合には、クリップオンストロボを最小出力(暗い室内で露光開始→出力を最小にすると1/10,000秒くらいでの撮影が可能です)にして、滴下(水滴を落とす)からコンマ何秒でフラッシュを焚くかを設定してあげます。カメラの方はバルブ設定にし、別なレリーズなどでシャッターを切る準備をした上で、滴下から水滴がブレイクするタイミングでフラッシュが焚かれている状態にしてあげて、水滴のタイミングに合わせてレリーズしてあげます。
撮影時には部屋を暗くして、ストロボの光だけで露光するようにしてあげれば水滴写真を撮影することができます。
必要なものは
・外部ストロボ
・Pluto
・Pluto Valve
・Pluto Valveを保持するためのスタンド
・マジックアーム
・シャッターレリーズ
上記のものとカメラがあれば、ミラーレスだろうと一眼レフだろうと撮影自体はできます。
もしも写真自体を背景まで明るく写したいのであれば、外部ストロボが複数必要な計算になります。また、露出計などはお持ちではないでしょうから、ストロボの光だけで露光するような設定で試してから挑んでください。
多機能ぶりでは負けてないMiopsスマート
- 音感知センサー
- 光感知センサー
- レーザー遮断トリガー
最新のオートレリーズでスマホアプリが使いやすいCambuddy Pro
- 音感知センサー
- 光感知センサー
- レーザー遮断トリガー
動態センサーでセルフィーや野生動物撮影もこなせるMicnova
- 音感知センサー
- 光感知センサー
- 動態感知センサー
最後に水滴やミルククラウンを撮影するコツ
コレはわりとカンタンな考え方なんですが、水や牛乳に混ぜ物をして粘性(粘り気をつける)を上げてあげるんです。そうすることで、水滴の柱を長く保ったり、クラウンを長時間保持することが出来るようになるので、ただ撮影するよりも遥かにタイミングを合わせやすくなります。
もちろんオススメのPlutoを使えばいともカンタンに撮影することができちゃいます。
それでは良いカメライフを!