フジフィルムの中判カメラの正式な名称はGFXで、一眼レフのような形のミラーレス一眼で決まりました。
公式に2017年の早い段階での登場が発表されました。時期的には、2017年の春に発売されるようなので、なんとか桜の時期に間に合えば、フジノンレンズのファンは歓喜しちやいますね。
ライブ配信を見る限り、製品として完成していてすぐにでも市場に登場しそうな完成度でした。
形はX-T2そっくりなんですが、マウントがかなり大きい感じがします。
ライブ配信を見ながら書いていますが、かなりカッコイイ機種ですね。
Photokina 2016 Fujifilmページ 記事を書いている時点では、GFX 50Sの情報は載っていません。
スペック表
- 名称はGFX-50S
- 新マウントはGマウントでフランジバックは26.7mm
- 43.8×32.9中判センサー
- 重量は800g
- 1/4000シャッター
- 35mm判換算で1.7倍
- 51.4MP 8256×6192ピクセル
- マルチアスペクト対応で、4:3や1:1、3:2・5:4以外にも沢山のアスペクト比に対応
- フォーカルプレーンシャッター
- 新レンズ名称はGFレンズで解像度100MPまで対応可能な高解像レンズ
- GFレンズはディストーションフリー
- GF63/F2.8 GF32-61/F4 GF45/F2.8 GF23/F4 GF110/F2.8 120mm/F4 Macro(見逃したレンズスペックは追記します)
- チルト液晶搭載(ウェストレベル対応可能)
- ファインダーを取り付けてのアイレベル撮影
- ファインダーが取替可能で、角度可変型のファインダーもある
- ファインダーの部分に大型液晶も取付可能
- カメラ上部にも大型液晶搭載
- 2017年の早い段階で登場する
- 価格はキットで$10,000?
主観
個人的には、今回のPhotokinaで一番衝撃的な機種かもしれません。かなり考えて作られていて、スタジオカメラマンやモデルカメラマンも納得の性能だと思います。
フジフィルムは、中判カメラの技術的蓄積も凄いですから、間違いのない製品だと思います。
2017年の早い段階で、レンズ6本とGFX 50sボディが登場しそうです。
実機のレビューがまちどうしいし、日本のカメラ業界もまだまだいけそうですね。
中判デジタル一眼での、デジタルバックの終焉を見た気がします。デジタルバックの販売は継続されるでしょうが、中判カメラを使うプロカメラマンは、ウェストレベルファィンダーを使いたがっているので、中判カメラ業界に一石を投じることでしょう。
また、フランジバックが短いので、サードパーティーからのマウントアダプターや、建築写真に使えるティルト、シフトアダプターも登場することでしょう。
建築写真に使うには、フランジバックの短さを使って超広角レンズの利用価値も上がることでしょう。
Gマウントは、ディストーションフリーをうたっていますから、美術館などの記録写真の分野でも使われるかもしれましんね。
早い登場が待たれます。
追記
DPREVIEWがフォトキナ2016でのレヴューをしていました
DPREVIEWがフォトキナ2016でのレヴューをしていました
DPREVIEWの記者によると、GFX 50SはNikonのD810とほぼ同じ大きさで、EVFを装着しても少し軽いそうです。画像で見比べることが出来ますので、ご確認ください。
DPREVIEWの記者が実際に触った感じでは、中判センサーが搭載されているのを疑うほどの軽さで、よく考えて作られていて縦位置の撮影にも最初から考慮しているのがよくわかります。
背面液晶の可動域も横位置縦位置に関わらず、ウェストレベルでの撮影に考慮されているし、可変式ファインダー同じ考えで作られています。
まさしくデジタル世代にアナログ的発想でハードを開発していることがよくわかります。
フジフィルムの開発者の方に賞賛をおくりたいです。