最近Nikonは経営の厳しさからか、M&A(合弁と買収)で経営の多角化をしているようで、英国法人のオプトス社(Optos Plc)を買収したのもその一環と言われています。
このオプトス社は医療関係の会社で、眼底カメラ世界首位で、買収総額は約478億円にのぼり、デジタルカメラとステッパー(露光装置)に頼った経営からの脱却をはかりました。
ドローン 参入の根拠
ニコンはオプトス社以外にも、大型買収劇を行っていて、このニュースも記憶に新しいと思います。
掲載日:2016年9月20日
Nikonはオプトス社以外にも、先日映像機器のロボット制御装置を手がける英Mark Roberts Motion Control(以下、MRMC)の発行済株式を100%取得する株式譲渡契約を締結した。
MRMC社は、映像機器の遠隔・自動追尾操作を可能とするロボット制御ソリューションに関する装置の開発、製造、販売を主力事業とし、テレビや映画の撮影からeコマースにおける商品撮影に至るまで幅広く展開している。MRMC社は、優れたロボティクス技術をベースに自動撮影ソリューションを提供し、高い評価を得ている。
近年、映像市場において効率化や独自性を高めるためのロボティクスによる自動化ソリューションのニーズが高まる中、ニコンは、MRMC社のテレビや映画業界におけるリーディングポジションを強化するとともに、MRMC社が開発した自動撮影ソリューションと、ニコンが持つ映像関連技術と広範な販売チャネルの活用などにより新市場の開拓を目指す。
ニコンは、今回のMRMC社の買収をはじめとして、映像事業における事業領域の拡大を推進していく。
引用サイト:コーポレート・アドバイザーズM&A
そして、先日ドイツのケルンで行われた映像や画像の祭典フォトキナで、アクションカメラKeyMission 360(キーミッション 360)を発表しました。
KeyMission 360は、単体で全天球撮影(360°撮影)が出来るカメラで、防水性能も耐衝撃、防塵、耐寒、さらに4K撮影ができる、どんな場所でも使えそうなタフネス設計のアクションカメラです。
KeyMission 360の発表記事はコチラ
Nikonには、小型のミラーレス一眼のNikon1がありますから、4K動画が撮影できて高画質な軽量機ですから、ドローンに積まなくてどうするんですか?
このドローンが実現すれば、Nikon1社ワンストップで空撮が実現してしまうなんて、ロマンだと思いませんか?
ドローンのシェアは国外が持っていますから、今こそ技術の日本が復活するべき時だと思います。