大きい一眼レフカメラをもって『写真が趣味なんです』なんてまわりの人に言っていると、誰かの記念品や思いでの品の撮影などを頼まれて困ってしまうことが結構あります。
しかし、わたしは困りません。
ちょっとしたコツをつかむだけで一気に写真が簡単にキレイになってしまいます。
コツを使って撮影するとこんな写真が撮れる
ちょっとしたコツを使って写真を撮ると、今まで撮っていた写真ってなんなの?という位にキレイに撮れます。
試しに上のリンクを開いてみてください。『えっ.....こんなに写るの?』って言うくらいキレイに写っています。
拡大するとこんな感じ
そのコツを今回は伝授しちゃいます。
キレイに物撮りする方法
まずはライティングの準備からなんですが、後でまた書きますが身近な物やホームセンターなどに売っているもので十分代用が出来ますから、わざわざ高い機材を買わなくても、小さい物なら工夫次第でどうにでもなるというのを理解してもらうために今回書いていきます。
まずは原理から。
理屈が理解出来ないと再現性はなくなりますから、しっかりと理屈を理解してください。
『理屈とかめんどくさいし....』という方は、感覚的にでいいので掴んでいってくだされば、きっと素敵な写真が撮れるようになると思います。
どんな物でもキレイに写すコツは『逆光』
参考写真も逆光で撮っています。
しかも1灯ライテイングでここまで写るのだから、『機材が無いから撮れない.....』というのは言い訳で、ただ準備するのがめんどくさいだけです。
実際『さぁ撮るぞ』となってもセッティングの事を考えるとたしかに面倒くさいww
どんなふうに撮影しているかというと....
色が少しおかしいですが、そこには突っ込まないでくださいね。
見づらいかもしれませんが、真ん中のスタンドに付いているのが『スペードライト』、俗に言う『ストロボ』というやつです。
それにトレッシングペーパーで光源を作り、さらに右側のスタンドに付いているトレペでディフューズしています。
ディフューズすることで大きな面光源を作って影を分散させるのが一番のコツだと思います。
ちなみにスピードライトの先端はこんな感じ
左側に光源がありますが、コレは説明画像を準備するためだけに焚いているので、参考写真を撮る時には光らないようにしています。
本当にディフューズする必要があるのか?
ということで参考写真を別に用意してありますので、まずは見てください。
全然イメージが変わりますから。
これはコレで悪くはないです。
朝日を浴びているイメージにはこの撮影方法でも問題ありません。
ただ今回のは物撮りで、キレイにディテールまでを撮影する方法なので、この撮影方法は✕ですね。
どんなふうに撮影しているかというと。
注目してもらいたいのが、右側のスタンドに付いている、さっき下げていたディフューズに使ったトレペが上がっています。
ここまで説明を聞いて分かるとおり、大きな面光源の効果は絶大です。
このディフューザーと光源の距離によっても影の出方が変わります。
ディフューザーに近づけると『影が固くなる』
ディフューザーから遠ざけると『影が柔らかくなる』
本当はディフューザーをもう少し被写体にかぶるように角度を付けたかったのですが、手元に低いスタンドが無かったので面倒でやりませんでした。
しかし、ブログの画像程度であれば満点の合格点だと思いませんか?
ページの上に戻るのは面倒なので、もう一度参考写真をのせておきます。
どうですか?この状態でディフューザーに角度を付けると、被写体の手前側がもう少し明るくなるので、ちょっとした物撮りなら十分です。
さらにレフ板を使って手前側の影を起こして(影の部分にレフ板で反射させて光をあてる)やると、もっと良いです。
『先生!スタンドとか買うお金がありません』
そんな時こそ工夫です。
用意するもの
- クリアファイル
- 工事用の白熱灯もしくはスタンドライト
以上!ww
これだけあれば、テーブルの上で撮影できます。
画像を準備するのがめんどくさいので割愛しますが、クリアファイルをディフューザーの代わりにして、工事用のライトやスタンドライトを光源にします。
あとは何らかの方法でクリアファイルや、光源を固定してあげれば完成!
この方法で参考画像を準備しているプロカメラマンさんがいるのでそちらにリンクを貼っておきます。
スタンドライト実践ライティング
このブログを運営しているのは、ストックフォト界隈で日本のトップクラスに入る方です。
かなり撮影方法などを詳しく公開しているので、勉強がてらくわしく見ておくと今後の参考にらるかと思います。
このスタンドライトは色々なポジションをとれるので、テーブルフォトの光源に向いていると思います。
このスタンドライトとクリアファイルだけでも参考写真のように撮れるので、あとはディフューザーと光源の距離や、レフ板を厚紙で作ったりと工夫するだけでキレイに写真が撮れますよ。