写真テクニック

第3回:光のあて方や向きに注目するとライティングの理解度が変わる

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光のあて方や向きに注目するとライティングの理解度が変わる

前回の口座でさんざん影について熱く語っておいていまさら光?と思ったでしょうがまずは聞いてください。

『なぜ光をあてるのか?』という事なんですが、影を作るために光をあてているんです。

ストロボ光をあてたら影が出来るのは当然なんですが、太陽光と違って自分が思い描いた部分に影を作ることが出来ます。

その影を操作すること自体がライティングなんです。

影に注目することはイメージしづらいでしょうが、日常の中でも『綺麗だな~』と思った時には、何処からどうやって光があたって影が落ちているのかをしっかりと見ておくことで、イメージがしやすくなるかと思います。

光の角度が違うと被写体の表情はこんなにも活き活きする

以前にも投稿している写真ですが、この写真自体はストロボなんてなくても困らない。初めて物を撮る(物撮り)時の簡単な方法で説明するのに撮影した写真になります。

ストロボなんてなくても困らない。初めて物を撮る(物撮り)時の簡単な方法

大きい一眼レフカメラをもって『写真が趣味なんです』なんてまわりの人に言っていると、誰かの記念品や思いでの品の撮影などを頼まれて困ってしまうことが結構あります。 しかし、わたしは困りません。 ちょっとし ...

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この時はスピードライトを使って撮影していますが、この講座を書き終わったらだれでも出来るライティングの中で、実際に白熱灯で同じように撮影した画像をアップする予定です。

この写真は簡単にセットを組んでスピードライト1灯で撮影していて、レフも使ってはいません。

それでもある程度大きい面光源を使うことで、ここまで光がキレイにまわるし、立体感も出ます。

この写真は本来手前左45°からもう1灯か、もしくはレフで手前の影を起こしてあげるともう少しまともな写真に仕上がると思います。

理由としては手前側の影が強すぎるのと、人間の目線は左から右へと動くので、目が最初に見るであろう被写体の手前がわの、向かって左側の影を起こしてあげるイメージで撮影します。

実際コツさえ抑えてしまえば、わりとこんな感じかな?で始まって少しづつ詰めていく感じである程度は納得の行くライティングが可能になります。

あと、こういった物撮りであれば被写体がものだからいくら待たせても良いですが、モデルさん相手だとテンポも大事になってくるので、光を定量化出来る露出計は必須になりますし、出来たらカラーメーターも欲しいところです。

カラーメーターに関しては高価なのでわたしは持っていませんが、本気で2灯以上のライティングを組みたいなら、必須とまでは言いませんがウェート的にはかなりの比重があると思っておいてください。

わたしもヤフオクで探しているのですが、中々最後の入札のところで躊躇しています。

露出計のオススメ

この露出計の何がオススメかと言うと、わたしが持っているL-758Dという露出計は電池が123Rという昔ながらのカメラに使うリチウム電池で、ハッキリ言って高いしすぐに切れてしまうし、どこにでも打っているわけではありません。

いっぽうL-478Dはと言うと単3電池で動くので、バッテリー事情が改善します。

さらにL-758Dはフィルム時代の露出計をデジタル時代に無理やり合わせた感じがしますが、L-478Dはデジタルに合わせて作ってあるので細かい設定がし易いです。

また操作もスマートホンなどのようにタッチパネルをタップしたりスワイプすることで操作出来ますから、感覚的に的に使うことが出来ます。

この露出計と一緒にビューファインダーを買えば、反射式露出計として使えます。

反射式は遠くの被写体(風景撮影や、遠くにいる人など)を撮る時に、露出を決めやすくなるので大変便利です。

カラーメーターのオススメ

カラーメーターと言うのは色温度を見ることが出来る機械のことです。

この機械を使うと、現在の照明器具(スピードライトやストロボ)の色温度がひと目で分かるし、ことスペクトロマスターに関して言えば、デジタル時代に登場したカラーメーターなので、デジタルとの親和性が高いことと、カメラに出てきた数値から割り出した数字をWB(ホワイトバランス)のケルビン値を設定してあげれば、後で色調整の必要がない美しい写真が出てきます。

まぁわたしは持っていないんですけどね。

これは本当に欲しい機械ですが、趣味の延長で始めた撮影にさすがにまだ投資する勇気はありません。

なんせ150,000円もしますからね。

ここに投資するよりは先ほどの露出計と一緒に専用のビューファインダーを買うことをオススメします。

被写体とカメラの関係でも写真のイメージはガラッと変わってくる

そして光も重要なんですが、レンズの画角やカメラの位置、被写体との距離などで表現が変わってきます。

もうここまで来るとトライ&エラーの繰り返しで魅せ方を学ぶしかないのですが、雑誌の広告写真や写真集などで『あっこの写真好きかも!?』って思った写真の光のあたり方や影のでき方、構図や被写体とカメラの位置関係をイメージして、自分の中に取り込むしかありません。

とにかくプロカメラマンの真似をするのが近道だと思います。

広告写真などの作品を頭のなかでもいいのでトレースすることでイメージが膨らみますし、意外にも雑誌の撮影風景などをよ~く見るとライティングの謎が解けたり面白かったりします。

アンテナさえ伸ばしておけば意外にヒントは転がっているもので、色々見ているうちに自分が見つけられてなかった事に気づけると思います。

とにかく試行錯誤とトライ&エラーで繰り返し学ぶことが大切です。

失敗を恐れないでバシバシ撮ってみましょう。

だってデジタルカメラなんだから、フィルムカメラみたいに枚数制限なんてありませんからね。

では今回はこのへんで、最後まで読んで頂きありがとう御座います。

また、次回をお楽しみに。

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